紀州釣り専用ウロキキ団子のレシピ

秘伝「ウロキキ団子」

アレコレとウンチクもありますが・・・グッとこらえて皆様お待ちかねのウロキキ団子のレシピから始めたいと思います。

レシピのあとに材料の調達方法もお伝えします。

最後に爆釣のためのウンチクを解説しますのでお見逃しのないように。

ウロキキ団子のレシピ

<1>アミエビを解凍します

アミエビ(通称レンガ)を解凍します。

私はジップロックに入れて45度くらいのお湯の中で強制解凍しています。

<2>アミエビを搾ります

解凍できたら、ザルに入れて水分をしっかり切っておきます。

搾り汁は捨てずに残しておいてください

<3>海砂を入れます

海砂を2500cc入れます。

写真のカップは500ccなので5杯

<4>オキアミを入れる

<2>のオキアミを全部入れます。

砂ですり潰すようにオキアミを混ぜ込みます。

私は家庭用ミンチマシンで事前にすりつぶしています

<5>さなぎをミキサーで挽く

荒挽さなぎ2杯をミキサーで細かく挽き直します。

(ミキサーが無ければ細引きでも可とします)

<6>さなぎを加える

さなぎと砂を混ぜ合わせます。

さなぎがダマになりやすいので潰しながら混ぜてください。

(混ぜる前にザルでふるっておけば楽です)

<7>ヌカを加える

ヌカを10杯加えて混ぜ合わせます。

<8>押し麦を加える

押しムギを1杯加えます。

<9>よく混ぜ合わせる

よく混ぜ合わせて1時間以上そのまま寝かせてください。寝かすことで空気が抜けてヌカが締まります。

その後、握ってみて水分が足りないようであれば<2>で残しておいたアミエビの絞り汁を加えて調整してください。

ただし絞り汁は絶対に入れすぎないこと。パサパサ気味に仕上げること。ベチョっとなったらアウトです。

<10>完成!!

さぁ、がんばってダンゴを握りましょう!!

硬さはアミエビの絞り汁で調整してください。

くれぐれも入れすぎないように。少しずつ加えていくようにします。

爆釣をお祈りします。

材料の調達方法

お金を掛ければ良いと言うものではありません。

ウロキキは安い材料を如何に上手く集められるかに挑戦しています。

米ヌカ

近くのコイン精米所からタダでもらってきます。

コイン精米所

ヌカは新鮮なものが良いので必要な量だけ持ち帰るようにしましょう。

海砂

砂浜から取ってきます。もちろんタダです。

砂浜

意外とゴミが多いのでバケツの上にザルを置いてふるってから持ち帰ってます。

荒挽さなぎ

釣具店で出来るだけ徳用サイズの荒挽さなぎを購入します。

ミキサーで極細に弾き直すと油分が出て粘度が高まります。

ミキサーはアマゾンなどで3500円程度から手に入るようです。メルカリでもちょくちょく出品がありますので是非一つ手に入れておいてください。

アミエビ

通称「レンガ」

アミエビは低価格なのに効果はバツグンな集魚剤です。

私は高価な集魚剤などは使いません。アミエビだけで十分だと考えています。

レンガの搾り汁はペットボトルに入れて凍らせて保管します。

押し麦

釣具店で買うと高いのでディスカウントスーパーで食用のものを購入しています。

ベビーバス

ヌカをムラなく混ぜるのにオススメなのが昔タイプのベビーバスです。

底が平らで角が無いものがベストです。最近のベビーバスは底の形状が複雑になっていて使えません。

たまにメルカリやヤフオクで出品されています。見かけたらぜひ購入しておきましょう。

爆釣のためのウンチク

チヌの捕食習性に合致した究極釣法が紀州釣りです。

紀州釣りの最大の特徴は「ヌカ団子」です。

ヌカ団子には大きく次の3つの役割があります。

  1. ポイントの直上まで飛ばすためのオモリ
  2. エサ取りから挿し餌を守って海底に運ぶ
  3. 濁りと匂いでチヌを集める

1.ポイントの直上まで飛ばすためのオモリ

遠方に寄せ餌を集中させて魚を集めることが出来るのが紀州釣りの特徴です。これを床(トコ)を作ると言います。

床を作るためには同じ位置に仕掛けを投入することが大切です。

重量のある団子は、風や道糸の抵抗に負ずに仕掛けをポイントの直上に飛ばすためのオモリとして働きます。

さなぎをミキサーで挽くと粘度が得られます。またオキアミにも少し粘度があります。この2つで空中でバラけにくい強い団子になると考えています。

2.エサ取りから挿し餌を守って海底に運ぶ

着水した後、ウロキキ団子はエサ取りから挿し餌を守りながら海底に突進していきます。

材料の砂がオモリの役割を果たします。早く沈むためには比重の大きな砂が求められます。軽石的な砂は可能な限り排除したいところです。その意味から海砂ではなく川砂を使う釣師もおられます。川砂は高価なので私は海砂をふるって出来るだけ重い砂を集める工夫をしています。

また団子の密度が高い(空気の混入が少ない)ことがカギだと考えています。空気が多いと浮力が発生してしまい沈下が遅くなります。団子を握るときには空気を抜くようにしっかりと締めることが重要です。

ウロキキ団子は着水後に崩壊しやすい特徴があります。その崩壊速度に負けない沈下速度を追求した結果がミンチマシンでありミキサーなのです。

3.濁りと匂いでチヌを集める

着底後すぐにウロキキ団子は崩壊します。

その際、粒子の細かい材料は濁りを高めます。極細のさなぎとアミエビはチヌの嗅覚を最高に刺激します。

そして海底の挿し餌は自然な姿でチヌのアタックを待ちます。

アタリの状態を表現する寝うき

次回はウロキキ団子の性能を最高に引き出す「仕掛け」について解説したいと思います。

紀州釣り専用の「ウロキキ寝うき」についても次回の記事で取り上げます。

メルカリヤフオクで「ウロキキ」と検索すると出てきます。売り切れ中の場合はごめんなさい!)

 

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